※ネタばれあり『ゴジラ-1.0』を鑑賞。やばいこれ過去最高傑作じゃないのか、、

『ゴジラ-1.0』が公開されたので早速鑑賞してきた。

結論から言おう、、、ヤバイめちゃ面白い!!

私のゴジラ遍歴は平成のゴジラVSシリーズを皮切りに、悪名高きエメ・ゴジ、初代ゴジラ、ギャレ・ゴジ、シン・ゴジの順番で続いている。

平成のVSシリーズの強い敵を次々と倒していくゴジラも大好きだし、当時セガサターンで発売された『ゴジラ列島震撼』は名作中の名作だと思っている。

ゴジラは僕の子供時代を共に歩んでくれた大事な思い出の一部である。

そんな前提があるうえで、あえて言おう!

新作のゴジラは私の子供時代の原体験を見事に上書きして新たな側面を見せてくれた素晴らしい作品であると!

すごいところその① ゴジラの暴力的な恐怖

今回のゴジラは圧倒的に人類の敵というポジションで描かれている。

「何を当たり前のことを、、」と思うかもしれないが、VSシリーズではスペースゴジラ、デストロイア等人類の敵となる大怪獣を倒すヒーロー的な側面もあった。

作品によってポジションがそれぞれ異なるのがゴジラシリーズの多様性と思うのだが、今回は戦後様々なものを失った日本人に更なる追い打ちをかけて、絶望の淵に突き落とす圧倒的な暴力を振るうポジションである。

これまでのゴジラの暴力的な描写は火炎放射やビルを破壊するシーンが多く、直接人間を襲う描写が少なかった印象だが、今回は何かが違う、、、逃げ惑う人間を追いかけまわすし、直接嚙み殺すのが今回のゴジラなのだ!

近年のゴジラは、100m以上の大きさであり怖さというより強さを演出する傾向があったが、本作品のゴジラは50.1mとだいぶ小ぶりである。

高層ビルがない昭和という時代に合わせてサイズダウンさせたようだが、小さくすることによってよりゴジラが身近な恐怖として描かれていたのは拍手である。

すごいところその② 人間ドラマの描き方

今回のゴジラは主人公の心の変化の描き方が秀逸であった。

敷島浩一(神木隆之介)は、生き残ってしまったことに対して罪悪感を持つ、鬱屈した青年であった。

そんな中で、大石典子(浜辺美波)と出会い、徐々に変化していく描写が様々な視聴層の心を掴んだ。

特に私が心を打たれたのは決戦前に浩一が“明子”(浩一と典子が育てている戦争孤児)をあやすシーンである。

子供は大人の表情に敏感である。

浩一が死を覚悟しながら、接していることを明子が本能的に感じ取っていることを視聴者に伝える演出はベタな展開であるもののゴジラファン以外の新規層にとって共感できたのかもしれない。

また、ラストシーンで典子が「浩さんの戦争は終わりましたか?(典子)」の問いかけに対して「はい(浩一)※ウロ覚えw」と返答したシーンは、それまでの罪悪感から解放された良いラストシーンだったのではないか。

典子が生きていたことはご都合主義的な感は否めないがそれでもいいではないか。

すごいところその③ シン・ゴジの後にゴジラ作品のメガホンをとった山崎監督

通称エヴァ・ゴジとも呼ばれる庵野さんが監督をした『シン・ゴジラ』

2016年の邦画2位となる興行収入82.5億円を記録し興行的に大成功を収めた。

私も当時は映画館で鑑賞し、ゴジラの全く新しいアプローチに興奮した一人である。

エヴァンゲリオンも大好きだしゴジラも幼いころから鑑賞してきた私にとってはまさにクリティカルヒットな作品だ。

『ゴジラ-1.0』の公開が発表された当初は、楽しみにはしていたものの心のどこかでは『シン・ゴジラ』を超えるってことはないだろうな、、、と思っていたのが正直な感想である。

フタを開けてみたら、、初週の週末興収10億円超を稼ぎ出すロケットスタートを切ってしまった。。

これは完全に予想外、、山崎監督申し訳ございません。

思えば『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『海賊と呼ばれた男』『アルキメデスの大戦』とこれまでも数々のヒット作を生み出してきているのだから、私が勝手に期待値を下げるのは全く失礼な話だ。

『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野監督しかり、山崎監督にしかり、共通しているのはの従来のゴジラ作品に引っ張られるのではなく自身の得意な作風に落とし込んでいたことだ。

それが作品のオリジナリティにつながり作品の世界に引き込まれたのかもしれない。

まとめ

①ゴジラの暴力的な恐怖

→今回のゴジラは圧倒的に恐怖の演出が最高だった。一見の価値あり!

②人間ドラマの描き方

→浩一の戦争から解放されるラストは作品の締めくくりに相応しかった。

③シン・ゴジの後にゴジラ作品のメガホンをとった山崎監督

→山崎監督のオリジナリティが出ていて世界に引き込まれた。

本作はゴジラの歴史の中で屈指の名作と言っても過言ではないだろう。ゴジラファンもそうでない方も一度映画館に足を運んでみて欲しい!

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